なぜ、日本人の主食はお米なの?

「小麦は日本で栽培していないの?」と思いますよね。昔の日本は小麦を原材料とした料理品目が少なかったのです!!

昔は案山子を立てていました

むか~し、むかしの日本に中国からやってきた民族が日本で稲作を行いそれが日本人の間でも広まったそうです。

もちろん、米の他に麦やイモ類だって栽培できますし、主食としてなりえたかもしれません。

しかし、日本の気候が稲作に適していたことからどんどん、どんどん稲作農家が増えていきました。

お米は長期保存が可能なため雪が降って畑などで食料が取れなくてもお米さえあればしのげたのかもしれません。

また、昔は小麦を使ったメニューが少なく、必然的に「日本人の主食は米」になったのではないでしょうか。

一汁三菜(いちじゅうさんさい)

さて、

日本人は「口内調味」(こうちゅうちょうみ)という日本独自の文化

があります。

おかずやお味噌汁とご飯を口の中で混ざっても、その味わいを調和させ美味しく頂けるということなんですが、それが日本の和食のスタイルに合っていたそうです。

口内調味(こうちゅうちょうみ)は一つ一つの素材の味が分かりにくいというデメリットもありますが、白いご飯+αで自分好みの味で美味しく食べ、塩分の取りすぎを防止したり、食べすぎ防止につながったりとメリットがたくさんあるようです。

こういった、日本人独特の食事方法からも、主食はお米になっていったのかもしれません。

昔は手作業で田植えをしていました