お米の美味しい洗い方・炊き方とは?
「お米はどうやって洗えばいいの?」「何回洗うのかな?」と疑問に思いますよね(?_?)
実は、毎日お米を育てている私たち農家にとっても、「炊き方」は最後の大切な仕上げ。
ちょっとしたコツで、お米はもっと美味しく、ツヤツヤに輝いてくれるんですよ。

まず、なぜそもそもお米を研いでから炊くのでしょうか?
それは、
昔は精米の技術が甘かったため精米後のお米に米ヌカが沢山残っていたため、
それを落とすために研ぐ必要がありました。
技術革新が進んだ現在は、
しっかり洗い落とす必要はなくなり
ました。
なので、現代のお米研ぎは不要なものをしっかり落とすためでなく、
お米にうっすらついたヌカやごみを軽く研ぐことで落とし
お米の表面に傷をつけ水分を浸透させやすくするのが目的
です。
さてお米の研ぎ方です。


① まずは、お米をきっちり量ることから
美味しいごはんへの第一歩は、お米を正確に量ってあげることです。
なぜかというと、お米と水のバランスは、いわば「美味しさのものさし」。ですから、
専用のカップを使って、すりきり一杯、丁寧に量ってあげてくださいね。
② 最初のお水は、サッと流してあげる
まずは、お米に最初のお水を入れたら、手早く2〜3回かき混ぜて、すぐに捨ててしまいましょう。
お水へのこだわり:お米は一番最初に出会うお水を、一番たくさん吸い込みます。もしあれば、浄水器を通したお水や美味しいお水を使ってあげると、お米もとっても喜びますよ。
どうして急ぐの?:お米に残っているヌカの匂いを、お米が吸い込まないようにするためです。また、お米は一番最初に出会うお水を、一番たくさん吸い込みます。
だからこそ、もしあれば、浄水器を通したお水や美味しいお水を使ってあげると、お米もとっても喜びますよ。

③ お米を優しく、リズムよく研ぐ
次に、サッと洗った後は、いよいよ本格的に研いでいきます。
手の中にピンポン玉をふわっと包むような「猫の手」で、優しくかき回してあげてください。
実は、今の精米技術はとても進んでいるので、昔のようにゴシゴシ力を入れる必要はないんですよ。
具体的には、20回くらい、お米同士をシャカシャカと軽くこすり合わせてあげるだけで十分です。
お水は切った状態で:たっぷりお水を入れたまま研ぐと、お米同士がうまくこすり合わなくて、汚れが落ちにくくなってしまいます。お水は一度しっかり切ってから、研いであげるのがコツですよ。
優しく、優しく:力を入れすぎると、お米が割れてしまいます。なので、赤ちゃんの肌をなでるような気持ちで研いであげてくださいね。
④ 仕上げに、もう一度だけ
もう一回、さっきと同じように優しく研いであげてください。
お水を入れて、少し白く濁っているくらいで大丈夫。あまり真っ白になるまで洗わなくていいんですよ。
それが「美味しさを残す」秘訣なんです。

⑤ 美味しいお水で、水加減
炊飯器の目盛りに合わせて、お水を入れます。
お米は最初のお水をぐんぐん吸い込みます。
もしあれば、浄水器のお水や美味しいお水を使ってあげると、お米もとっても喜んで、香りがふわっと良くなりますよ。
⑥ 芯までふっくら「おいしさの魔法」
お水をセットしたら、すぐにスイッチをポンと押したいところですが・・・
ここでちょっと一休み。
なぜなら、お米の芯までゆっくりお水を吸わせてあげると、炊き上がりが驚くほどふっくら、ツヤツヤになるんです。
これこそが、農家が一番大切にしている「浸水」という魔法の時間です。
- 夏場: 30分くらい
- 冬場: 1時間くらい 冷蔵庫で冷やしながら待ってあげると、お米の甘みがぎゅっと引き立ちます。
⑦ 蒸らしが終わったら、お米を「起こして」あげましょう
最後になりますが、今の炊飯器はとってもお利口さん。蒸らしまでしっかりやってくれます。
(※お鍋で炊くときは、火を止めてから10分くらい、じっと待ってあげてくださいね)
「ピーッ」と鳴ったら、すぐにしゃもじで「十」の字に切り、底からひっくり返すように混ぜてあげましょう。
これを「シャリ切り」といいます。
余分な水分を飛ばして空気に触れさせてあげると、お米にツヤが出て一粒一粒がキリッと立った、最高のごはんとの対面です!

「風土」が最高の一杯に変わる瞬間
「美味しくなれ、美味しくなれ」と優しく洗ってあげると、お米もそれに応えて最高の炊き上がりを見せてくれます。ちょっとしたコツで、いつもの食卓がもっと笑顔あふれる場所になりますように。村上の田んぼから、皆さんの美味しいごはんを応援しています!



