田んぼに水を張る「3つの大切な理由」とは?
見慣れた田園風景「田んぼはいつも水が入っている」というイメージですよね。「稲は水に浸からないと育たないのかな?」そんな疑問にお答えします(^^)/

お米にとっての「お布団」と「エアコン」
田んぼに水を張るのは、
本当は・・・
稲を寒さから守るためでもあるんですよ。
なぜかというと、春先のまだ冷たい風が吹く日でも、お水がお布団のように稲を包み、温度をちょうどよく保ってくれます。
つまり、稲が風邪をひかないように、お水がエアコンの役割をしてくれているんです。
だから、お水がないとイネは寒くて震えてしまうんですよ。
雑草さん、ちょっとごめんね。天然の「除草」
それから、お水をたっぷり張ることで、お米以外の草(雑草)が生えてくるのを抑えることを防ぐことができるんです。
どうしてかっていうと、な~んと!!
多くの雑草は、お水の中ではうまく育てません!!
そのおかげで、お水の力を借りることで、お薬をなるべく使わずに、お米がのびのびと育つ環境を作ってあげているんです。

田んぼは「小さな生き物たちの楽園」
他にもいいことがあって、
水を張った田んぼには、カエルやメダカ、たくさんの生き物たちが集まってきます。
そうやって集まった生き物たちが土を耕してくれたり、栄養を運んでくれたりすることで、豊かな土壌が守られています。
そう考えると・・・田んぼは、お米を育てる場所であると同時に、命を育む場所でもあるんです!!
このように、畑ではなく田んぼで稲を育てる理由は沢山あるんですよ~。
田んぼの水は生活を守るため
少し余談になりますが・・・
田んぼの水は、私たちの生活も守ってくれているんです!!
日本の地形上、山があって平らな土地があって、
山に住んでいる人もいれば平地に住んでいる人もいますよね?
大雨が降って、山で洪水が発生したらどうなりますか?
山から大量の水が溢れ、皆様の場所にまで到達しますよね?
実は、
田んぼには「田んぼダム」
と呼ばれるシステムがあります。
このシステム、私たちの地域が全国に先駆けて取り組み始めたものです。
難しい話になりますが・・・(重要)
田んぼがもともと持っている「貯水」という機能を利用して、
大雨・洪水が起きた時、田んぼに一時的に水をため水量を抑制することで川や用水路の氾濫を防ぐことができるシステムです。
このシステムのおかげで、当地域では川の氾濫が軽減しました。
●人や動物、作物が健康に生きるために大切な水
●自然災害から人々や町を守る
田んぼに水を張るって、と~っても大切なことなのです。

水の音を聞きながら
毎朝、田んぼの水の様子を見に行くのが私の日課です。
「今日は喉が渇いてないかな?」「お水は冷たくないかな?」と、稲と会話するような気持ちでお水を管理しています。この一粒一粒に、村上の水の恵みがギュッと詰まっています。


